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どうして日本人は  

英語が喋れないの?

 

中学校、高校、大学まで英語をやっても英語が喋れない人が多いのが日本です。

 

 どんな習い事も10年やればベテランのはず?!



 これまで、10年間20代~50代を中心に、多くの方に英会話を指導して参りました。

 

殆どの生徒さんが、高校まで或は大学まで英語を学んできたのですが、「しゃべる」ことが出来ません。

 

また、中には「発音が悪いから直したい」という方も発音トレーニングで通っていました。

 

 まず、中学・高校を出ても英語がしゃべれないのは、あなたのせいではありません

 皆さんは、どのように日本語を身に付けましたか?

 

教科書から「あいうえお」から勉強したでしょうか?

 

いいえ、2歳・3歳でそんなことをした覚えはないはずです。

 

きっと、「気づいたらしゃべっていた」のではないですか?

 

これは、私たち日本人だけでなく、アメリカ人でもドイツ人でも、同じことです。

 

たまたま私たちはそれが日本語だっただけです。

 

 本来、「言葉」は、読み書きで学ぶのではなく、普段の生活から自然と身につくものなのです

 

私は、これをアメリカに留学し、外国人学級や英語コースなどに通わず、一般の学生として学校に通い生活をした中で身をもって感じています。

ヨーロッパ人は母国語ではない

「英語」が喋れる?!

 

TVなど見みていると、フランスやドイツ、イタリアの方は「英語」が喋れる人が多いようです。

 

どうして?!と思うかもしれません。

 

答えは、いくつかあるとは思いますが、まずはヨーロッパの言語も英語も「ラテン語」から生まれました。

 

そのため、英語と共通するような似た単語が多かったり、文法が似ている面があるのです。

 

また、ヨーロッパの言語は「発声」と「発音」に大きな共通点があります。

 

そのため、発音の聞き取りもしやすかったり、学びやすいという利点があるのだと考えています。

 

日本語発声と英語発声

 

日本語と英語(イタリア語やドイツ語などヨーロッパの言語を含む)には大きな差があります。

 

 例えば、日本語は口を開けなくても喋れるのに対し、英語やイタリア語は、口を縦に動かし、舌も使います。

 

また、日本語は喉で発声し発音するのに対し、英語やイタリア語は胸で発声・発音しています

 

 この差に気づいたのは、トレーナーである私がイタリアの声楽を学んだからです。

 

日本人オペラ歌手と、イタリアや海外のオペラ歌手と発声が全く異なるということを発見しました。

 

日本人は、頭から上に声が抜けるのに対して、外国人は前に突き抜けるような芯のある声です。

 

これは、日本語でオペラを学んできた日本人と、ヨーロッパの言語でオペラを学んできた外国人との発声メソードの違いであると気付きました。

 

 このメソードを知った時、英語を話せる私としては大きな共通点を見つけました。

 

それが、「発声と発音の密接な関係」です。

 

その言語の発声を身に付けなくては、どんなに文字から勉強しても正しく発音することはできないということです。

 

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